梅雨入り早々大雨でこれから先が思いやられます。子ども達も「一日中雨降りやね。雨の音してる。」と耳を窓の外へそばたてて雨音を聞くしぐさをしていました。忙しい毎日を送っているとこんな一瞬がとても新鮮に思えます。子どもは雨が降るのは絶対嫌なんだろうからこんな風に雨の音を真剣に聞くんですね。そして「カタツムリさんは未だかなぁ。カエルさんはないてないね。」と続けて聞いてくれました。子どもの心にはこんなメルヘンチックな風景が雨音に続いてイメージされるんだと懐かしい思いがしました。幼いけれどそれだけにこんな日本のふるさとのような情景が子どもの心の中に生きていることを感じ、嬉しさと共に大人が忘れている大切な詩情の大切さを教わりました。

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